「なめらかなお金がめぐる社会。」感想と書評。小さな経済圏とは? 若い世代が幸せに生きるためのヒント。
なめらかなお金がめぐる社会。あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。
自分のキャリア(というか幸せだと思える生き方)を考えるにあたって
新しい社会のかたち(評価経済/共感経済/信用経済)を理解する
新しい社会において、幸せに生きるためのヒントを得る
ために読みました。
ゆとり世代の自分としては「そうそう!その考え方分かる!」というポイントが多々あり、良い気づきが多かったです。
今の生き方にモヤモヤしているあなた!は、たくさんヒントを得られると思うのでぜひ。
家入一真さん とは
家入一真 いえいりかずま
連続起業家 1978年、福岡県生まれ。中学2年から登校拒否、極度の引きこもりに。県立高校を1年で中退後、大検を取得し東京芸大を目指す。新聞奨学生をしながら芸大予備校に通い留年するが、父親の交通事故などがあり、やむを得ず就職。デザイン会社に入社し、在職中にウェブサイトのデザインや開発に興味を持つ。22歳の時に「paperboy&co.(現:GMOペパボ株式会社)」を創業。29歳でJASDAQ市場、当時最年少で上場する。その後、paperboy&co.を退任し、カフェやギャラリーのプロデュース・運営を行う株式会社「partycompany」を創業。さらに「ハイパーインターネッツ」を創業、国内最大規模クラウドファンディングサービスである「CAMPFIRE」を石田光平と共に立ち上げる。同時期に「partyfactory」を創業、スタートアップベンチャー50社程に投資、育成を行っている。また、新しい働き方を提唱する「Liverty」を設立、学費支援「studygift」や現代の駆け込み寺「リバ邸」などにも力を入れる。Livertyのプロジェクトから生まれたスマートEC運営会社「BASE」の共同創業取締役も務める。(引用:QREATORS)
新しい社会のしくみと生き方を考える上で、外せない方です。
他に抑えておくべき(というか自分が影響を受けている)方は、堀江貴文さん、西野亮廣さん、前田裕二さん、箕輪厚介さん、イケダハヤトさん、はあちゅうさん、phaさん、など。
本書の要約
概要
全体をざっくりまとめると、、、
- 単一な「幸せ」の尺度がなくなった現在において、「幸せ」とは、「自分のやりたいことができる」こと。
- 新しい社会の特徴は「評価経済/信用経済」というもの。信用がお金に変わる貨幣隣、お金がなくとも、個人に信用力次第で、色々なことが可能になる。
- 新しい社会では、信用や共感で繋がる「小さな経済圏」を持つことで、新しい生き方ができる。
という感じでしょうか。
人々の価値観が新しくなり、社会の仕組みがアップデートされた現代において、
その姿を正しく理解し、その上で個人が「幸せ」に生きるためのヒントが盛りだくさんです。
旧価値観(物質的な豊かさの追求)と新価値観(「好きなことで生きていく」)のハザマで苦しむ ゆとり世代以降の若者には
かなり刺さる内容になってます。
小さな経済圏とは?
- 小さな経済圏:地域やネット上で小さなつながりを持って支え合うコミュニティ。共感や信用で繋がる、支え合いのコミュニティのこと。
本書で家入さんは、新しい社会の特徴である「評価経済/信用経済」での、「小さな経済圏」で幸せに生きる選択肢を丁寧に提示しています。
「評価経済/信用経済」の特徴、メリット(そして危険性やリスクも)、
「小さな経済圏」の特徴、メリット(そして危険性やリスクも)、
丁寧に真摯に説明されていてとても好感が持てました。
細かく見ます。
第1章のまとめ
「幸せ」とは、「自分のやりたいことができる」ことであり、
「いい社会」とは、「各自が自由に幸せを追求できる社会」である。
- 以前は、物質的に豊かになることが、社会で共有された「幸せ」尺度だった。
- 頑張って働いて、会社に貢献する。お金を稼ぐ、モノを手に入れる。
- ただ現在では、物質的に豊かになることが幸せの共通の基準ではなくなった。幸せの基準が多様化。
- そんな社会では、「どんな生き方がしたいか」「自分にとっての幸せとはどこにあるのか」を探ることが大事。
家入さんは、さとり世代を念頭に若者の価値観の変化を述べられているけども、
この価値観の変化は、ゆとり世代以降に、徐々に起きている事象だと思う。
イメージ的には、
みたいな感じ、だと思っている。
社会の価値観が多様化していくことは、必ずしもいいことだけではない。自分の中に「こうやって生きていきたい」とか「これだけは譲れない」っといった確固たる幸せの基準がある人にとっては、それを追求できる環境にあるという意味で理想的な社会だけど、自分なりの基準がない人にとっては、これもまたつらい。 (引用:「なめらかなお金がめぐる社会。」 (Kindle版 位置330-333) )
これは言い得て妙。
新しい社会は「評価経済/信用経済」という特徴をもっており、その社会では「自分は何者か、何が何かしたいか?」という問いに答えられる人の方が生きやすい。
ただ、旧価値観に引きづられた ゆとり/さとり世代の若い人は、その問いに答えることができずに、苦しんでいるのではないかな。
第2章のまとめ
信用は、お金に変わる貨幣。お金がなくとも、個人に信用力次第で、色々なことが可能になる。
信用や共感で繋がる「小さな経済圏」を持つことで、新しい生き方ができる。
- 新しい社会の特徴は「評価経済/信用経済」。信用が新たな貨幣に。
21 世紀に入り、資本主義経済の主役であり続けた「お金」にとって代わる新しい貨幣が生まれている。 それは信用力だ。 周囲からの評価や、周囲への影響力などが高いことが価値につながる経済圏を、評価経済と呼ぶ。SNSやスマホが本格的に普及しだした2011年くらいから言われはじめたことで、現在、そのトレンドはますます強くなる一方だ。ファンが多ければプロジェクトが成功しやすいクラウドファンディングも、評価経済の一形態だと言える。(引用:「なめらかなお金がめぐる社会。」 (Kindle版 位置604) )
- 自分のファン(自分を信用してくれる人)を増やすことの重要度が増してくる。
- 小さな経済圏:地域やネット上で小さなつながりを持って支え合うコミュニティ 共感や信用で繋がる、支え合いのコミュニティ
- 「コミュニティ」であることもポイント。個人の居場所でもある。
- 小さな経済圏を支える仕組みが様々に生まれている
第3章のまとめ
家入さんの考え方がよくわかる一文。
そもそも、僕がCAMPFIREに絞って活動している理由は、クラウドファンディングは人生の選択肢を増やし、自由な生き方を可能にする手段として強力なプラットフォームであると信じているからだ。
なぜ多くの人は、人生の多くの時間を好きでもない仕事に費やすのか? それは、他に生活費を稼ぐ手段がないと思い込んでしまう世の中があるからだ。なぜ多くの人は、富や権力に取り憑かれてしまうのか? それは、富や権力が自己実現の可能性を広げる唯一の選択肢だと思い込んでしまう状況があるからだ。
なぜ多くの人は、大きなものに依存してしまうのか? それは、自力で生きていくことは限られた強い人にしかできないと思い込んでいるからだ。人が生きづらさを感じる瞬間というのは、既存の社会にお膳立てされた仕組みや価値規範にフィットしないときに多い。
だから僕は選択肢を増やしたい。
(引用:「なめらかなお金がめぐる社会。」 (Kindle版 位置1136-1141) )
- 家入さんの取り組みには一貫性があって、「居場所を作る」「選択肢を増やす(言い訳をなくす)」こと。
- クラウドファンディングは、信用力をお金に変える装置であり、人生の選択肢を増やし、自由な生き方を可能にする手段。
感想
新しい社会のかたちの理解と、そこでの個人がどう幸せに生きられるか、ヒントが盛りだくさんの一冊でした。
サクッと読めるのもまた良し。
悩めるゆとり世代にオススメです。
ストーリーテリング - 人を惹きつけるストーリーを語る力。
重要になるストーリーテリング能力
これからの時代「ストーリーテリング能力」の重要性が高まっていくと思います。
メモの魔力を読み、年始は自己分析1000門ノックに取り組んでいるのですが、
ふと、自分が「モノ」を得ることで幸せになる感覚が薄いことに気づきました。
モノよりも、そのモノに付帯するストーリーの方により価値を感じるな、と。
例)親友が自分のために選んでくれた◯◯、日本の職人がこだわって作った△△、など。
そしてこの感覚は、おそらく自分自身だけでなく、他の人にも当てはまる感覚だろうと思い色々調べると、以下の記事なんかが参考になりました。
(ストーリーマーケティングなる言葉もあるみたいですね)
これから
人の求めることが「機能」→「デザイン」→「ストーリー」に移り変わる流れは、
モノ(商品)だけでなく、「個人」や「組織」にも当てはまると思います。
より、ストーリーをもつ個人や組織に人々の指示が集まるようになる。
評価経済・共感経済・「個」の時代、と言われる昨今において、
その流れは加速しそう。
そういう時代において、ストーリーを語る能力は、今後とっても大事になるなぁと
思った今日この頃でした。
この本読んでみたい。
大学に行く意味を考える
はじめに
年末年始は徹底的に自己分析に励んでいるのですが、
そんな中ふと「大学に行く意味」を考えたので雑記メモです。
大学に行くべきか行かないべきか?
最近巷でよく議題に上がる「大学に行くべきか否か」という議論。
自分の回答は
「自分の好きなことや、人生でやりたいことがまだ明確で無いなら、行っても良いと思う」
です。
堀江貴文さん、イケダハヤトさんあたりは、大学行く意味無い派の方々で、その他にもインテリ系な方々は、比較的大学不要論的な論調が多いように思います。
この前までは自分自身も、大学行く意味(というかコスパ的なものって)あんま無いなぁと大学不要論的なスタンスだったのですが、ちょっと考えが変わりました。
大学は比較的「自分で選択する」機会が多い場所
大学は比較的「自分で選択する」機会が多い場所だと思うんですよね。
受ける授業、入るゼミ、入るサークル、始めるバイト... あまりある時間をどう使うかも含め、大学に到るまでの学校教育と比較すると「自分で選択する」機会は格段に多くなるはずです。
それで何がいいかというと、それらが
自分の好きなことや、人生でやりたいことを見つける、きっかけになるから
です。
選択の一つ一つに、自分の「好き/嫌い」「得意/不得意」「やりたいこと/やりたくないこと」などが現れるし、
選択の先の実際の体験を通じて、更に「好き/嫌い」「得意/不得意」「やりたいこと/やりたくないこと」の理解が深まると思うんです。
言うなれば、自分を理解する、というか。
この「自分を理解する」ということが今後の時代においてとても大事だと思っているので、
その自己理解をするのに結構良さげな大学という場所は、不要とまでは言えないかな、と思い直している最近です。
ただ、それって別に大学に行かなくてもできる訳で、
すでに自己理解が高いレベルでできている場合
大学以外の場でそれが自己理解ができる場合
は、別に行かなくてもいいと思います。
あと、本質的に「大学に在籍すること」とか「学位」には価値がないので、好きなこと・やりたいことが見つかったら辞めていいと思います。学費高いし。
自己理解の重要性
自己理解(自分の好き・得意・やりたいこと、を理解)してそれに通じた仕事をするのが人生幸せに生きるためにマストで必要だと思います。
それは
AI / ロボ・RPA などによって、機会的な単純作業(をはじめとして色々な仕事が)無くなっていく。
「個」の時代が始まる
若者中心に「お金」が仕事のインセンティブになりにくくなっている。お金で幸せになる限界がある。
ここら辺が関係するのですが、また今度整理して書きます。
「メモの魔力」書評と要約-自分の人生を生きるためのメモの技法
メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)
箕輪厚介さんと SHOWROOM 前田裕二さんタッグによる書籍第2弾「メモの魔力」を読みました。
前著「人生の勝算」が良著ですっかり前田さんのファン。今回の「メモの魔力」は以前にましての名著、そして何より、 自分の人生(とキャリア)に悩んでいる、今の自分にまさしく必要な一冊 でした。
ちなみに、発売直後からかなり売れている模様。
過去最大に売れてる🙄🙄
— 箕輪厚介(アジア進出)死ぬこと以外かすり傷 (@minowanowa) 2018年12月24日
初版は幻の一品になりそうだな。
品切れすみません。。 pic.twitter.com/axIxIZkhIo
今、前田裕二[メモの魔力]の4刷3万部を決めた。これで合計17万部。しかし、年末までに書店に着いている初版、2刷の合計7万部はこの勢いでは無くなってしまう。3刷、4刷の合計10万部は年明け9日過ぎにならないと書店に届かない。営業局と相談して決めたことを後悔。独断で決めなければダメなのだ。
— 見城 徹 (@kenjo_toru1229) 2018年12月26日
今回は、そんな「メモの魔力」の魅力をお伝えしていきます。
目次
前田裕二氏 とは
SHOWROOM株式会社代表取締役社長
前田裕二 まえだゆうじSHOWROOM株式会社代表取締役 1987年東京生まれ。2010年に早稲田大学政治経済学部を卒業後、外資系投資銀行に入社。11年からニューヨークに移り、北米の機関投資家を対象とするエクイティセールス業務に従事。株式市場において数千億〜兆円規模の資金を運用するファンドに対してアドバイザリーを行う。その後、0→1の価値創出を志向して起業を検討。事業立ち上げについて、就職活動時に縁があった株式会社DeNAのファウンダー南場に相談したことをきっかけに、13年5月、DeNAに入社。同年11月に仮想ライブ空間「SHOWROOM」を立ち上げる。15年8月に当該事業をスピンオフ、SHOWROOM株式会社を設立。同月末にソニー・ミュージックエンタテインメントからの出資を受け、合弁会社化。現在は、SHOWROOM株式会社代表取締役社長として、SHOWROOM事業を率いる。(引用:QREATOR)
正直、前著の「人生の勝算」を読むまで、前田さんにあまり良い印象を持ってなかったです(経歴最強だし、金髪だし、長髪だし、IT起業家で「勝算」という強めな言葉を使っていたので、イケイケオラオラ系かと思ってました...汗)。
しかし、前田さんの過去やそこから生まれた価値観・徹底した利他精神(他者への想いやり)・超絶努力家な点を知り、今はすっかり大ファンです。超いい人。どんだけいい人なんだよと思ってます。
まじいい人や。自分に関わる全ての人をできる限り幸せにしたい、という想いが伝わる。(どんだけファンやねん)
人生の勝算 も面白かったです。
「メモの魔力」書評と要約
さて「メモの魔力」の内容を要約すると...
メモは、知的生産・アイデアを生むのための技術。
フレームワークは、「ファクト→抽象化→転用」。
「自分は何者か」「自分は何をやりたいか」が分からなければ、メモの技法は意味をなさない。
メモによって、自分を知り、自分の人生を変える。
「メモの魔力」の魅力は2つ。
一つ目は、第1章〜第2章で主に解説される、メモの技法(「ファクト→抽象化→転用」)。
内容的には、これまでWebやNewsPicksなどで語られてきた内容(以下の記事など)を再構成したもの。
二つ目は、第3章以降で語られる、メモを通じた自己理解と自己実現の方法。
本書の魅力の核心は、特に後者(メモを通じた自己分析と自己実現)にあります。読んでて痺れます。
メモを通じた自己分析と自己実現
前田さんは本書の中で、「メモや抽象化の技法を学んだところで、結局、『自分が何をやりたいか』ということが明確でなければ、さして意味がない」と述べています。
「本書は、単なるメモや思考術のノウハウ本ではありません。これらメモや抽象化の技法を学んだところで、結局、「自分が何をやりたいか」ということが明確でなければ、さして意味がありません。(引用:「メモの魔力」p.116)
「コンサルタントの波頭亮さんと対談した際に、「お金を持っている人から順に豊か、という時代もあったかもしれないけれど、これからの時代は『アジェンダ』を持っている人が豊かになる。つまり、自分がやりたいことや、美意識が明確な順に豊か。お金がいくらあっても、やりたいことや美意識が明確でない人は、不幸になるかもしれないね」ということを言っていました。」(引用:「メモの魔力」p.118)
最近「好きなことで生きていく」という言葉をよく耳にしますが、これからの時代は、やり(遂げ)たいことや好きなことをやっている人の方が(幸せに)生きやすい時代が来ると思います。
というのも、いくつか理由はあると思うのですが、大きいのは以下の二つで、
① 「AIが仕事を奪う」時代が来るから。
AIやテクノロジーの発展によって、単純で機械的な仕事(に価値)はなくなっていきます。そうすると人間の仕事は、内発的(よりオリジナリティがあり、よりクリエイティブ)なものになっていく。好きなこと・やりたいことをやっていた方が、オリジナリティもクリエイティビティも発揮されやすい。
② 日本が物質的に豊かになったから。
日本が物質的豊かになったことで、「幸せ」の基準や価値観が変わってきている。「夢のマイホーム」「いつかはクラウン」といった昭和的・画一的な「幸せ」の基準がなくなった現在においては、「幸せ」に関して、物質的満足よりも、精神的な満足や自己実現に対する比重が高くなってきている。仕事においては、「意味合い」「良好な人間関係」「没頭」などを求める人が増えている。
から、かなーと(ここら辺の議論は丁寧に再構築すべきだけどざっくり言うとこんな感じかな)。
このような時代において、充実した人生を送るためには、自分が何が好きか、得意か、何をやりたいか、どういう状態が幸せなのか、などなど、徹底した自己理解が重要。
この「メモの魔力」では、メモの技法(「ファクト→抽象化→転用」)を用いて、自己分析、ひいては自己実現する方法を丁寧にかつ具体的に指し示してくれる。
これから就活を控える学生や、キャリアに迷う社会人(というか全ての人)にとって、大きな指針となる本だと思います。
ちょうど人生とキャリアに悩んでいた自分にとって、大きな心の支えとなりうる本です。
巻末に付いている自己分析のための1000問、やりきりたいと思います。
メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)
「メモの魔力」各章要約メモ
ここからは、各章のまとめと自分が本を読んでいて心に刺さった点などのメモです。
第1章:メモで日常をアイデアに変える
メモは、知的生産・アイデアを生むのための技術。 知的生産を促進するための、メモの仕方(フォーマット)。
「AIが仕事を奪う」時代、単純で機械的な仕事に価値はなくなっていく。
人間にしかできない、創造的な活動により時間を割くべき。
メモは、創造的な活動を促進するための技術。
メモは、「第二の脳」であり、外付けハードディスクのようなもの。
記憶・記録をメモに蓄積し(AI的)、「知的生産」により脳のメモリを使う(人間的)。
メモの効用
① 知的生産性が増す
「ファクト→抽象化→転用」のフレームワークで、メモからアイデアを産む
② 情報獲得の伝導率が増す
聞き逃さずメモるという姿勢で情報獲得感度が高まる
③ 傾聴能力が増す
しっかり聞くという姿勢が、相手にもっと喋らせる
④ 構造化能力が増す
話を聞きながら、内容を整理する必要がある
⑤ 言語化能力が増す
インプットしたものをメモ(言葉)としてアウトプットする必要がある
ノートの使い方/色分け
情報にフラグをつけて、後々の検索性を高める 例)◎:ファクト、◉:抽象、学び、気づき、主旨。
第2章:メモで思考を深める
抽象化の3類型。抽象化する際のテクニックを説明。 ・What:名付け ・How:どんな? ・Why:なんで?
「解くべき課題を明確に持っているか?」がめっちゃ刺さった。
どんなにメモの技術が上がり知的生産ができるようになろうとも、 「なんのために知的生産をしているのか?」がはっきりしないと意味がない。どこかでぶつかる。
徹底した自己分析が必要。
第3章:メモで自分を知る
「自分が何者か」「自分は何をやりたいか」がわからなければ、メモの技法は意味をなさない 「ファクト→抽象化→転用」のフレームワークで、自己分析を深める。
ここからが本書の真髄。メモや思考術を身につけても、それを身につけた先に、自分がどうありたいか、何を成し遂げたいかを、自分自身が理解していないと意味がない。
特に、「AIが仕事を奪う時代」「個の時代」が幕をあけようとしている現在においては、徹底した自己理解が何より大切となってくる。
「本書は、単なるメモや思考術のノウハウ本ではありません。これらメモや抽象化の技法を学んだところで、結局、「自分が何をやりたいか」ということが明確でなければ、さして意味がありません。(引用:「メモの魔力」p.116)
「自分の望みを知らないまま、どんなビジネス書を読んでも、どんなセミナーに言っても、まず何も変わらないでしょう。」(引用:「メモの魔力」p.118)
「コンサルタントの波頭亮さんと対談した際に、「お金を持っている人から順に豊か、という時代もあったかもしれないけれど、これからの時代は『アジェンダ』を持っている人が豊かになる。つまり、自分がやりたいことや、美意識が明確な順に豊か。お金がいくらあっても、やりたいことや美意識が明確でない人は、不幸になるかもしれないね」ということを言っていました。」(引用:「メモの魔力」p.118)
第3章からが本書の核心になってくるので、まず第3章から読み進めていくのも有りかも。
第4章:メモで夢をかなえる
メモで自分の夢に近く
「言語化」で夢がかなうのは、
マインドシェア(夢に関して考える時間が増える)
言霊(夢を発信することで助けてくれる人が増える)
から。
第5章:メモは生き方である
メモは「姿勢」 。自分の人生にどこまで真摯に向き合うか。
- 習慣化してしまう
終章
前田さんは最高にいい人
- 一言でいうと、前田さんは最高にいい人。笑。熱い!
参考記事
ちなみに、「メモの魔力」は以下の記事の内容を再構成して作られている部分が多いので、「前田式メモ術」の概要を知るだけなら以下の記事を読むだけでも結構参考になります(と言ってもNewsPicksの有料記事なので読めないかもですが・・・汗)。
上記記事を読むだけでもいいですが、「メモの魔力」 の核心はやはり第3章以降の自己分析と夢の実現のパート(+おまけの自己分析1000問)なので、本を読むことを超絶にオススメします。
【要約・まとめ】「鬼速PDCA」を読み込む。実戦前の徹底理解。
はじめに
「鬼速PDCA」があまりにも良著、かつ、今まさに自分が欲しているスキルの習得・実戦法が書かれているため、再読&要約とまとめを記す。
(kindle版だとハイライトがつけられて便利だが、図表のチェックやちょっとしたパートの読み返しに不便なため、紙版も購入。)
最近成長していない感があるので、成長を実感する為に、
- 目標達成に使えるフレームワークをインプット
- 目標設定
- 正しく行動
- 目標達成
をしたく、そのためにこれからの半年(10月〜3月)は徹底的に鬼速PDCAの習得に努めます。
PDCAとは?
PDCAとは、前進を続けるのためのフレームワークである。そのPDCAをできる限り早く(鬼速)で回すことで、個人・組織が圧倒的なスピードで成長し続けることができる。
冒頭読むと早速名言が。
PDCAを回していない人は地図がないまま気ままに散歩しているようなものである。こちらは明確なゴールを持ち、常に最短ルートを模索しながら日々を過ごしている。
「鬼速PDCA」p.7~8
仕事は頑張っているものの、なんとなく成長実感がない人などには、ぐさっと刺さる一言。見事に僕を貫通しました(笑)。
人が不安や疑問を感じ、歩みを止めてしまう原因は3つしかない。
・「自分はどこへ向かおうとしているのか?」(ゴールが見えない)
・「果たしていまの努力は意味があるのだろうか?」(道が見えない)
・「この方法のまま続けていていいのだろうか?」(手段が見えない)
こうしたことが曖昧なままではモチベーションが上がるわけがない。
「鬼速PDCA」p.43
これも確かに!
PDCAサイクルを回している限り、その対象がなんであろうとゴールに到達するまで必ず進む。
「鬼速PDCA」p.48
そう、PDCAは、前進を続けるためのフレームワークであり、自分がちゃんと「前に進んでいること」を実感するためのツールでもある。いわばお守りとも、精神安定剤とも言える。
本書は、PDCAを体系化し紹介、かつすぐに実行に落とせるよう丁寧な説明と解説、コツが書かれている。若手、いや全てのビジネスパーソン必読の書である。
PDCAは、個別のスキルの習得を加速させるためのベースであり、あらゆる目標を達成させるための最強のビジネススキルである。
PLAN(計画)
ステップ① ゴールを定量化する
ポイントは3つ。
1. 期日を決める
2. 定量化する
定量化したゴールのことを、KGI(Key Goal Indicator)と呼ぶ
例)痩せたい → 体脂肪率を20%以下にする。
例)会社を大きくしたい → 売上100億。
第三者の内面を対象にするようなゴールの場合、アンケートの結果を用いると良い
例)チームの結束力を高めたい → アンケートの結果、XX%改善
3. ゴールを適度に具体的なものにする
理想は1~3ヶ月後に達成するゴール。 このくらいの期間であれば、イメージがしやすく、 イメージがしやすいということは、モチベーションが保ちやすい。
ステップ② 現状とのギャップを洗い出す
ここも、定量的に現状を把握すると良さそう。
ステップ③ ギャップを埋める課題を考える
・「ゴールから逆算すると、自分は何をすべきなのか?」
・「この道を進むとしたら、何が不足しているのか?」
・「前進を加速するために、伸ばせる長所はないか?」
・「あらかじめ手を打っておくべきリスクはないか?」
・「周りでうまくいっている人は、どんな工夫をしているか?」
などをヒントに考える。具体的でも抽象的でも構わないので、とにかく書き出す。
ステップ④ 課題を優先順位づけして3つに絞る
優先順位付の基準は、
1. インパクト(効果)
2. 時間
3. 気軽さ
どうしても気乗りしないものは、他の人の協力を得る、依頼してしまう、などの選択肢もあり。
優先順位付のポイントは、
① インパクトのもっとも高いものを最低でもひとつ選ぶ
② インパクトが劣っても短い時間でできそうなものがあれば選ぶ
③ 同列の課題が並んでいたら、気軽さを基準にして絞り込む
ステップ ⑤ 各課題をKPI化する
KPI = Key Performance Indicator 結果目標。サブゴール。目指すべき結果であって、行動目標では無い。
どんなKPIでも必ず数値に落とす。
KPIを絞る基準は、頻繁に検証できるか・成果が数値に反映されるか。
最重要KPIを定め、徹底した意識付けを行う
ステップ ⑥ KPIを達成する解決案を考える
KPI一つにつき、最低一つは解決案を出す。
やるかやらないか系(勉強・スキルなど):答え出やすい。教材見つけてやるのみ
他人の感情や複雑な要因が絡む系:何故、現状そうなっているか考える。他人からアドバイスを得る。 解決案が間違ったものであっても、とりあえずの仮説として実行し、修正すれば良い。
ステップ ⑦ 解決案を優先順位づけする
優先順位付の基準は同じく、
1. インパクト(効果)
2. 時間
3. 気軽さ
① 最重要KPIについては最低ひとつ、できれば2つ以上残す
② それ以外のKPIについてもできればインパクト重視で解決案をひとつは残す
③ 短時間で終わるものについてはインパクトが弱くても残す
ステップ ⑧ 計画を見える化する
見える化することで、意識化する。
ステップ ⑨ 上位PDCAを再確認する
無駄なPDCAを回さなくなる
PDCAに自信を持ってリソースをつぎ込める
ステップ ⑩ 時にリミッターを外す
とてつもないゴール設定をするとその手前くらいまでは余裕で行けてしまう
PLAN(計画)応用編:因数分解
因数分解 = ゴールと現状を構成する因子をどんどんリストアップする考え方
因数分解のメリット:
① 課題の見落としを防ぐ
② ボトルネックの発見がしやすい
③ KPI化しやすい
④ どんなゴールでも実現可能に見えてくる
⑤ PDCAが深く早く回る
ポイント
① 抽象度を上げてから分解する
② 5段目まで深掘りする
「how」か「why」を用いて深掘りしていく
③ 1段目だけはMECEを徹底する
④ 切り方に悩んだら「プロセス」で切る
⑤ 簡単な課題は「質 × 量」で切る
⑥ とにかく文字化する
⑦ マインドマップで鍛える
DO(実行)
DO:解決案を分解したもの
TODO:DOを分解したもの
ステップ ① 解決案を「DO」に変換する
ステップ ② DOに優先順位をつけ、やることを絞る
ステップ ③ DOを定量化する(「KDI」を設定する)
KDI = Key Do Indicator。KPI(結果目標)はコントロールしやすいが、KDIはやるかやらないかだけなのでコントロールしやすい。
ステップ ④ DOを「TODO」に落とし込む
ステップ ⑤ TODOの進捗確認をしながら実行に移す
CHECK(検証)
KGI・KPI・KDIの達成率を確認し、達成していない場合、その要因を突き止める。
Whyの繰り返しで深掘りしていく
「鬼速PDCA」まとめ
最近成長していない感があるので、成長を実感する為に、
- 目標設定
- 目標実現に使えるフレームワークをインプット
- 実行
をしたく、色々思案した結果、前一度読んだことのある「鬼速PDCA」を今一度読み込み習得することを決意。 27歳と遅まきの悲しみを乗り越えつつ、乗り越えPDCAを身につけようと思う。
以下、自分のためのまとめ。
「鬼速PDCA」
PDCAを回していない人は地図がないまま気ままに散歩しているようなものである。こちらは明確なゴールを持ち、常に最短ルートを模索しながら日々を過ごしている。
鬼速PDCA Kindle 位置: 55
確かに、日々仕事をしていて、ゴールに向かって最短距離をダッシュしている感じがない。迷子になっている気がする。投入労働時間に対するリターンが少なくモヤモヤ気持ちが悪い。
1章 前進するフレームワークとしてのPDCA
「鬼速PDCA」の基本骨子を説明。
計画(Plan)
- 具体的で明確なゴールを設定する
- 現在地とゴールのギャップを把握する
- ギャップを埋めるための課題・施策を出す
- 計画はPDCAの5割を占める
実行(Do)
- アクションを具体的なタスクレベルに落とし込み実行する
検証(Check)
- 仮説(計画)検証を行う 「もっと効率的な方法はないのか?」「他にやるべきことはないのか?」「見えていない課題が潜んでいるのでは?」と考える
調整(Adjust)
すべき調整は以下の4つ
- ゴールレベルの調整
- 計画レベルの大幅な調整
- 解決案や行動レベルの調整
- 調整不要
文中に共感できる内容がズラズラと...。
「いまのままでは、うまくいかない気がする」 このように仕事でもプライベートでも、現状に対して漠然と不安や疑念を抱く人は大勢いる。しかし、現状の何がダメで、それをどう改善すればいいのか、具体的に分析できる人はあまりいない。
鬼速PDCA Kindle 位置: 306
そうそう、まさに今の自分。
人が不安や疑問を感じ、歩みを止めてしまう原因は3つしかない。
・「自分はどこへ向かおうとしているのか?」(ゴールが見えない)
・「果たしていまの努力は意味があるのだろうか?」(道が見えない)
・「この方法のまま続けていていいのだろうか?」(手段が見えない)
こうしたことが曖昧なままではモチベーションが上がるわけがない。
鬼速PDCA Kindle 位置: 465
そうそうそうそう!!!、まさに今の自分!!!!!(笑、というか涙)
2章 計画初級編:ギャップから導き出される「計画」
ステップ① ゴールを定量化する(KGIの設定)
イメージしやすい:行動しやすい
ステップ② 現状とのギャップを洗い出す
- 定量的なギャップを把握しつつも、定性的なギャップも無下にしない。
ステップ③ ギャップを埋める課題を考える
- 「ゴールから逆算すると、自分は何をすべきなのか?」
- 「この道を進むとしたら、何が不足しているのか?」
- 「前進を加速するために、伸ばせる長所はないか?」
- 「あらかじめ手を打っておくべきリスクはないか?」
- 「周りでうまくいっている人は、どんな工夫をしているか?」
課題抽出は正確に漏れなく。そしてPDCAを回すことで課題を洗い出す。
ステップ④ 課題を優先度づけして3つに絞る
- 「やらないこと」を決め、「やること」をインパクト(効果)・時間・気軽さで優先度付けする
- インパクト(効果)と時間に関してっはABCで評価し、時間は工数を考える。最終的に課題一つ一つをまたABCで評価する。
インパクト(効果)
- ゴール達成にもっとも大きな効果がありそうなものからAをつけていうく
時間
- 1週間・1ヶ月という期間で考える
気軽さ
- 気乗りしてることをどんどんやるのも大事
優先度付けのヒント
① インパクトのもっとも高いものを最低でもひとつ選ぶ
② インパクトが劣っても短い時間でできそうなものがあれば選ぶ
③ 同列の課題が並んでいたら、気軽さを基準にして絞り込む
ステップ⑤ 各課題をKPI化する
- 課題を数値化していく
- KPI = ゴールに近づくためのサブゴール
- KPI = 目指すべき結果、であって、行動の目標ではない
ステップ⑥ KPIを達成する解決案を考える
- KPIを達成する解決案を考える
- 課題がなぜ発生しているのかの要因分析を行うとよい
ステップ⑦ 解決案を優先度づけする
- インパクト(効果)・時間・気軽さで優先度付けする
① 最重要KPIについては最低ひとつ、できれば2つ以上残す
② それ以外のKPIについてもできればインパクト重視で解決案をひとつは残す
③ 短時間で終わるものについてはインパクトが弱くても残す
ステップ⑧ 計画を見える化する
- 見えることで、意識付けされる
上位PDCAを再確認する
なぜ、このゴールを目指すのか?を確認することで、
* 無駄なPDCAがなくなる
* PDCAに理想を持ってリソースをつぎ込める
ときに思考のリミッターを外す
*とてつもないゴールを設定すると、その手前までは余裕でいける
3章 計画応用編:仮説の制度を上げる「因数分解」
- 因数分解:「ゴール」と「現状」を構成する因子をどんどんリストアップしていくこと
メリットは、
ポイント①:抽象度を上げてから分解する
ポイント②:五段階まで深掘りする
また、これもロジカルシンキングの基本だが、因数分解の階層を深めるときは「WHY」を繰り返すWHYツリーか、「HOW」を繰り返すHOWツリーの2通りしかない。 要因を見つけるときは「なぜ(できないのか?/できたのか?)」を繰り返し、課題や解決策を見つけるときは「どうやって(構成されているのか?/達成するのか?)」の問いをすればいい。 この2つの質問はPDCAにおける魔法の質問である。
鬼速PDCA Kindle 位置: 1095
ポイント③:1段目だけはMECEを徹底する
ポイント④:切り方に悩んだら「プロセス」で切る
例えばメールアプローチで営業をかけている担当者が売上を伸ばしたいとすると、ロジックツリーにおけるテーマは「メールアプローチ」になる。それをプロセスで切れば次のような順番になるだろう。 メールアプローチをプロセスで切った場合 リスト準備 → 送信 → アポ取り → ニーズ喚起 → 提案 → 検討 → 成約 → リピート
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ポイント⑤:簡単な課題は「量x質」で切る
ポイント⑥:とにかく文字化する
ポイント⑦:マインドマップで鍛える
4章 実行初級編:確実にやり遂げる「行動力」
- DO:解決案を実現するためのアクションのこと
- TODO:タスク化されスケジュール化されたDO
うまくいかない時のパターン:
① 計画自体が失敗している
② タスクレベルまで落とし込まれていない
③ 失敗することが怖い
ステップ① 解決案を「DO」に変換する
ステップ② DOに優先順位をつけ、やることを絞る
ステップ③ DOを定量化する(KDI設定)
Key Do Indicator:どれだけ計画を実行できたか KDIの重要性: 結果が出るには、時間がかかるし、外部要因がある。行動 = 結果にならない。 ただ、行動はやるかやらないかのみなので、コントロールしやすい。
ステップ④ DOを「TODO」に落としこむ
DOを実行の際に迷わないレベルまで分解すること
ステップ⑤ TODOの進捗確認をしながら実行に移す
計画フェーズから散々考え抜いてきた結果として導き出されたTODOをこなすことは楽しい。それはロールプレイングゲームでレベル上げをしているときに似ている。 TODOもレベル上げも、やることはもしかしたら地味な作業かもしれないが、 その行動の目的が明確になっているので迷いはないし、それを終わらせれば必ず前に進むことがわかっていれば頑張れるものだ。
鬼速PDCA Kindle 位置: 1757
- アイスボックス:優先順位の高いものから倒し、低いものはある程度ほっとくことも大事。そのうち掘り返しで実行すればいい。
5章 実行応用編:鬼速で動くための「タイムマネジメント」
タイムマネジメントの三大原則
- 捨てる
- 入れ替える 重要・緊急マトリクスを用いて、重要だが緊急でないことをして、重要じゃないが緊急なことを減らす
- 圧縮する
6章 正しい計画と実行の上に成り立つ「振り返り」
検証する対象は3つ。 * KGI:ゴールの達成率 * KPI:サブゴールの達成率 * KDI:行動計画の達成率
KDIのチェックが鍵。
*KDIのチェック * できなかった要因を突き止める 時間をかけたか? なぜ時間をかけても未達なのか? 何か障害があるのか? やり方に問題があったのか?
要因分析の基本は、「なぜ」の繰り返しによる課題の整理
KPIが未達の場合
KPIが達成できないときの原因は大きく分けると4つしかない。これらをまず突破口にしてみるといいだろう。 KPI未達の4大原因
A.行動が伴っていなかった(KDIが未達)
B.行動は合っていたが不十分だった(DOの不足)
C.想定していなかった課題があった(課題が未発見)
D.仮説で立てた因果関係が間違っていた(KPIとKDIの連動性が取れていない)
鬼速PDCA Kindle 位置: 1806できた要因も深掘りする
7章 調整:検証結果を踏まえた「改善」と「伸長」
8章 チームで実行するPDCA
「ザ・コーチ 最高の自分に出会える『目標の達人ノート』」
言葉の定義
- 目的:成し遂げようと目指す事柄
- ゴール:目的のための最終的な目印
- 目標:目的を達成するために設けた目当て
- 夢: 将来実現させたいと心の中に思い描いている願い
- ヴィジョン:理想像・未来の光景
目標達成の手引き:
- まず、自由に夢や願望をリストアップする(100個!)。
- そのうち、心の底から達成したいものをピックアップする → ゴールに設定
- 何故、それを達成したいのか深掘りして考える
- 3の過程で自分の価値観やありたい姿が可視化される → 目的が見える
- ゴールを達成するための具体的な目標を設定する
- 目的やゴールを達成された時に自分の中に起きる感情をイメージする → 行動のドライバーを確認する
夢やビジョンや目的といった、抽象度が高くて主観的な事柄で、イメージや感情を支配する右脳を刺激し、さらに、現実的な計画や行動基準、あるいは 進捗 基準といった具体的で客観的な目標で、言語や論理的思考を 司る左脳を使う。このように脳を両方活用するのも目標の達人になるためのコツです。ザ・コーチ Kindle版 位置: 593
また、目的に向かう道のりの途中で新たな目的(次の山)を見つけることもある。目的は適宜更新して(高くなって)いい。
夢、目的、ヴィジョンを明確にし行動して得られるベネフィット
- その道のりで、多くの共感者や協力者と出会い、さらに大きなことを成せる
- 精神的に強くなり、さらなる大きな決断の時に必要な勇気を手にする
- 人間的に成長する
- 人と人との絆が生まれ、人生の宝を得る
- 人生が、ワクワク感やドキドキ感にあふれた、感情豊かで感動的なものになる
- 知識が増える
- 選択力が増す
- 決断力が増す
- 集中力が増して、パフォーマンスが高まる
- その道のりで、知識・能力・道具が増えて価値ある人になる
- 失敗の体験から次の成功のための糧を手にする
- どん底にいる時、詩人になり、魅力的な人物になる
- 可能性の扉が開き、想像もしなかった未来の自分に会える
- 精神的な視点が高くなり、人生で見る景色が変わる ●人生を存分に堪能できる
・人に何かを伝えるには、why what howに注意する
あまり途中で腑に落ちなくなり、読了・・・。