認知行動療法とは - おすすめ本
先日、以下の記事を読んでビビッときた。
この方が昔苦しんでいた「思考の癖」は、今自分が苦しんでいるものと同じだ。
物事をネガティブに解釈してしまい、それが自分の気持ちや行動(そしてそれから導かれる結果)に悪影響を及ぼしてしまう。
そんな状態を抜け出す鍵が「認知行動療法」だという。
認知行動療法とは
認知行動療法とは、ストレスの問題を、認知と行動の側面から自己改善するための考え方と方法の総称のこと。
上記の本がおすすめ。
こちらのnote記事でサクッと理解も可能
「ストレス」関する考え方
- 前提として、ストレスは無くならない。大事なことは、ストレスを無くすことではなく、ストレスとどう向き合うかということ
- 心理学的ストレスモデルは、環境(ストレス状況)と個人(ストレス反応)からなる。
ストレス状況の例:
- 明日得意先で重要なプレゼンがある
- 職場に苦手な同僚がいる
ストレス反応の例:
- 失敗したらどうしようと緊張する
- 出社するのが憂鬱になる
など
- ストレス反応は、より細かく見ると4つに分けられる。
【認知】 頭の中に浮かぶ考え(言葉)やイメージ(映像)。
【気分・感情】 短い言葉で言い表せる、その時々の心の状態のこと。
【身体反応】 身体に現れるあらゆる生理的な反応のこと。
【行動】 外側から見てわかる、その人の振る舞いのこと。
またこれら4つのストレス反応は相互に影響を及ぼし合う関係にある。
ネガティブな人は、認知がネガティブのため、そのほかのストレス反応もネガティブなものになりがち。
「より良く生きる」ためには、「自分はどのような人間か」を理解することが大事。
アセスメント(ストレス状況とストレス反応を外材化し理解する) 外材化すると、理解できる・距離をおける・客観視できる、だから落ち着ける。
「悪循環に巻き込まれている」場合、その状況を理解していることが、大事。抜け出すには。
コーピング:ストレスに対する意図的な対処のこと
我々がコーピングできるのは、認知と行動だけ。
認知行動療法の進め方:
- アセスメント
- 悪循環を生み出す認知と行動を特定
- それがどう変われば、悪循環を解消できるか目標設定
- 目標達成するためのコーピングを決定
- 実行と効果検証
認知と行動をポジティブなものに変えれば、物事が好転するはず。実践する。