私たちの個人主義

ゆとり世代の人生戦略

仕事はモチベーションが9割

モチベーションを言い訳にするな

「プロとして働く以上、やる気やモチベーションを言い訳にするな」

こういう言葉を聞く。

確かに、その通りだと思う。

お金を頂いている対価として、自分の仕事は全うすべきだ。

ただ、こういう言葉の例として、

「例えば、プロ野球選手が『やる気が出ないから、今日はバットを振りません』なんて、ありえないだろ?  だから、プロとして働く以上、やる気やモチベーションを言い訳にせず、しっかりやれよ」

みたいなのを聞いたこと(読んだこと?)があるのだが、これには何かずっと違和感があった。

その違和感の謎が今日解けた。

モチベーションの2種類

人が何かを行う際、その原動力となるモチベーションに関して、2つパターンがあると思う。

① それが好き → だからする

(活動自体が目的)

② それをすることで、何かが得られる。→ だからする

(活動の先に目的がある)

モチベーションの強さは、基本的には前者の方が強く、

後者の場合も「活動の先にあるもの」への欲求度合いによって、強さが変わる。

前者か後者、もしくは両方のモチベーションを持つことで、

人はその活動を高いモチベーションで質高く取り組むことができる。

逆のパターン、その両方がかけている場合は、モチベーションは上がらないし、活動の質は落ちる。

真のプロフェッショナル

プロ野球の例えに戻る。

今活躍できているプロ野球選手は、モチベーションの2種類、両方持ってると思う。

好きだから野球をするし、野球が好きだからプロ野球選手になったんだと思う。

その上で、レギュラーになりたい、もっと上手くなりたい、将来メジャーに行きたい、年俸稼ぎたい...etc

「好き」+αのモチベーションが強ければ強いほど、努力もするし活躍できる可能性も高まっていくんだと思う。

野球が嫌いで、もしくは野球がどうでもいいのにプロになる人なんていない。

仮になれたとしても、「好き」+αのモチベーションが強いライバルに負けて

レギュラー外されたり、戦力外になったりするはず。

彼らは決してプロだからモチベーションに左右されない、のではなくて

既にモチベーションが高いからこそ、プロ(の中でも一流のプロ)であるんだと思う

好きだからやる、好きだから続く、好きだから向上する、さらに好きになる。

このループをぐるぐる回ったからこそ、真のプロになったんだと思う。

もしあなたの同僚にやる気の落ちている人がいたら

「プロとして働く以上、やる気やモチベーションを言い訳にするな」

と正論を言うのではなくて、

何がその人のモチベーションになるのかを一緒に考えてあげた方が良いなぁと思った次第。

「もし今の環境でモチベーションが上がらないなら、多分君に合ってないから、一緒に君に会う環境探そう!」

このほうが救われる。

参考 www.jimpei.net

追記:

② それをすることで、何かが得られる。→ だからする

(活動の先に目的がある)

仮にこれが真ならば、好きなことじゃなくても、活動の先にあるものへの欲求度合いがめっちゃ高ければ、

モチベーション高くやり遂げられるってことか。なるほど。

好きなことをする = 良、好きじゃないことをする = 悪 的に考えてたけど、

モチベーションが上がることをする = 良 、と言うことなのかな。

良い気づき。

追記の追記:

昔の世代って、仕事は好きなことじゃなくても、仕事の先にある、

給与、出世、生活の向上、社会の発展...

的なものに対する欲求度合いが今と比べて高かったから、

(今の世代は物質的に満たされているので、欲求低い)

みんな頑張ってたんだろうな。多分。

良い気づき。

https://kensuu.com/n/nbff827fa0dd6