私たちの個人主義

ゆとり世代の人生戦略

マネジメントを学ぶ本「無理・無意味から職場を救うマネジメントの基礎理論」

無理・無意味から職場を救うマネジメントの基礎理論

マネジメントを学ぶ良著。新人マネージャーにとってかなり参考になる。

  • やる気(内発的動機)を高めることが、企業としての、チームとしての、個人としての、成果を出すために必要不可欠。
  • 衛生要因(無いと不満が溜まるもの。給与や労働環境)を充実させ、満足要因(あると満足感が増すもの。成果や承認)を与える。
  • 部下のやる気を高めるためには「機会〜支援〜評価〜承認〜報酬」のモチベーションサイクルを回すことが重要。
  • 機会の与え方原則:ギリギリの線の目標を与え、それを随時見直しながら、ギリギリを保つ。
  • 機会の与え方ポイント①:個々人の動因は違う。どんな機会が部下にとって最適なのか、上司はつねに部下を見て把握する。  
  • 機会の与え方ポイント②:2W2R(What、Way、Reason、Range)。何を、どのように、どんな理由で、どの範囲で行うのか。WhatとセットでWayを伝えることで、機会を達成させる。ReasonとRangeを伝えることで、部下の考える力が育む。
  • 機会の与え方ポイント③:周囲とのつながり、将来の展望のなかで、いまの仕事の意義を確認させる 。
  • 部長・課長・係長の役割分担。明確な指示(骨太の方針)→知識経験と現場感に依る、階級に合わせた工夫(肉付け)で役割分担する。
  • 上司に必要なスキル:明確な指示を出せるコミュニケーション能力。
  • 部下に必要なスキル:実務に詳しく、現実的なソリューションを考えられる専門性。
  • 必要な環境:物怖じせずにものが言える上下関係と、アカウンタビリティ(判断根拠の説明可能性)。
  • インフォーマルグループへの根回しを忘れない。
  • 個人のやる気高め、組織が機能したら、コア・コンピタンスに注力する。